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杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
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2.14日

2.13
 午前中、新着の入力。アップもしたところでメルマガ発行しようとしたら、まぐまぐがメンテか何かで休止。発行できないことがわかって気が抜けた。
 昼から妹の家族が4人で遊びにくる。
 姪の高校合格と誕生祝いを合わせてやろうというわけで、以前からの予定なので仕事がどうとかいうのは通用しない。そんなことを言ったところで許してくれる相手ではなく、そこが身内のいいところでもある。ま、目的の8割は赤ん坊見たさなんだろうが。
 ひとしきり遊び、夕方から昨日の韓国料理屋で食事。
 9時前に引き揚げたので、もぞもぞと仕事の態勢を整える。まずは仮眠からだ。起きたら働くのだ。
 これまで書いては削除の連続だった「気分はもう、裁判長」、まえがきから再度書き始める。第1章も全部捨てて、構成を変えることに決定。
 ぼくの場合、書き出しの部分が固まらないことには先に進みづらい。長年の習性といいますか、固まるまではいくら時間がかかってもしょうがないと思っているのだけれど、それだと自分的には進展があるとしても、いっこうに原稿のカタチにならない。イヤな習性だよな。たとえば「ダ・ヴィンチ」は毎号5p書くのだが、いちばん時間がかかっているのは最初の半ページほどのイントロ部分だったりする。内容なんてほとんどないんだけど、そこで全体のムードっていうかノリが決まるので、満足できないと書き進められない。満足といっても原稿の完成度ではなくて、流れみたいなものだ。曲調っつうか。連載だし、上がったものは毎号似たようなもんだし、たぶん読者的にも気づかない部分に、最大のエネルギーがつぎ込まれているわけね。逆に読ませどころはもう流れに乗っちゃってるからすっ飛ばす勢いで書いていたり。
「気分はもう、裁判長」は低年齢向きなので、やってみるとなかなかトーンがつかめず、スタート地点の競技場トラックをぐるぐるまわっていつまでも一般道に出られない状態だったのだ。でもやっと、こんな感じかなというのがつかめたので、少し書いてみて、編集者の意見を聞くことにしようと。
 ところが、第1章の途中、真夜中にタバコが切れてしまった。うーむ、最悪だ。手元にタバコがないと落ち着かない人間なのである。でも、コンビニまで行くには寒いなかを7分ぐらい歩かねばならない。それは避けたい。
 もらったチョコでごまかそうと試みるも、方向性の違いっつうんですか、カラダは甘さを求めちゃいないわけで効果なし。入浴もしてみたが、ますます喫煙欲は高まるばかりである。
 こんなときは早起きを選択するのがベストだろう。
 おいおい、どうしてこんなときあきらめ早いか。
by torokitao | 2005-02-15 14:39 | 日記