杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
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2008年 12月 27日 ( 2 )

日記12.06-10

12.06
朝食後、w文春書く。
昼頃、文春森氏、角田氏を迎えに那覇空港。
レースの受付を済ませ、レンタカーでコースを下見する。
うーむ、長いね、距離が。
軽く食事とスポーツデポでの買い物を済ませ、早めにホテルに戻る。
寝付きが悪いのは緊張からか。

本日の食事
 朝 ホテルの朝食バイキング
 昼 ソーキそば
 夜 なんだかわすれた炭水化物中心の食事

12.07
6時半起床。
朝食を済ませ、那覇マラソンスタート地点まで歩いてゆく。
トレをすませ、荷物を預け、番号順にブロック分けされたところで合図を待つ。
ぼくは1万6千番台。なんと今年の参加者は3万人を超えているらしい。
お祭りムードの中、ずりずりとスタートラインへ進み、18分遅れで走りだす。
大混雑で超スローペースの出足である。
速く走れないぼくにはこれがよかったみたいで、ラクについていける。
呼吸がまったく苦しくない。ということは脚さえ持てば完走も夢じゃないってことだ。
もしかして調子がいいのか?
10キロ地点でトイレを催し、列に並んだところ10分以上のロス。
時計を見て、これで間に合うのかと不安になってきた。
ただ流れに乗っているだけでは間に合いそうにもない。
人波を縫って、徐々に前へ。脚は動いている。

沿道が素晴らしい。水やスポンジはもちろん、黒糖、塩、バナナなどいっぱい差し出されるし、声にも励まされる。とくに子どもだ。15キロ地点から先は上り坂が多いのだが、くじけそうになる気持ちを支えてくれたのは、沿道でハイタッチをせがむ子どもたちだった。「がんばれ〜」「ちばれ〜」とひっきりなしに声もかかる。
中間地点の足切りタイムは12時15分。歩いてばかりでは間に合いそうにない。
走る。上り坂の波状攻撃に絶え、下り坂ではやや加速気味に追い抜きまくる。
ぼくは途中まで、歩いたり談笑しながら走っている人を、それでもハーフの制限時間に間に合うように進んでいるものだと思っていた。でも実際は違って、すでにあきらめている人も多数いるのだ。この流れにつき合うわけにはいかない。
右足のつま先がズキズキし始めたのはマメでもできたんだろうか。

中間地点が迫ってくる。時計は12時をまわった。沿道で待機している予定の相方と娘を探しながら走っていると、中間地点のゲートの直前に相方の姿が。娘は見逃したようだが、とにかくとうちゃん、足切りにならずハーフまできたぞ。
現在12時8分。2時間50分で走ったことになるのか。

ここで痛恨の失敗。安堵感とつま先の痛みから、靴を脱いでしまったのだ。
これまで見たこともないようなでっかい血豆ができている。爪はもう死んでいるみたいだ。
「これじゃ後半は苦しいかも知れないが、いけるとこまでいくよ」
 そんなことを話していると、中間ゲートに人の列ができた。どーんという合図とともに封鎖されると聞いていたので、そのモヨウを見てから走り出そうと思った。
「どーん」
わずかに及ばなかった人たちが道ばたに倒れ込む。
さて、こっちは出発だと立ち上がる。コースに戻るため歩こうとする。
が、脚がまったく動かない。硬直しているかのようだ。
そういえば佐川師匠が「なるべく止まるな、座るな」と言われていたのを思い出す。
これか。これだったか。
ドクンドクン痛みを増すつま先と、いうことをきかない膝。
もうダメだ。ゼッケンにつけられたタグを回収ボックスに投げ込み、ぼくの
初マラソンは終わった。
でも、強がるつもりはないけど、すごい満足感がある。計画通りにレースを運び、中間地点をクリアできたのだ。ぼくの能力を思えば上出来である。
相方と娘もホメてくれたしナ。

ぼく以外の4人は、すべて完走。初マラソン組ふたりも走り切ったんだからすごい。
レース後、みんな下半身がボロボロになってたけどな。脚を引きずって大浴場へ行くと、みんな似たようなものだった。

「苦しいことばかりなのに、なんで走るんだろうね」
 参加者の誰かが吐いた言葉に深く頷く。

国際通りで8人で飯を食べ、9時前に解散。
もう両膝がいうことをきかない。
明日の朝がコワい。

本日の食事
 朝 納豆、みそ汁、湯豆腐、飯一膳
 昼 
 夜 ラフティー、海ぶどう、もずきの天ぷらなどなど
  @国際通りのライブ居酒屋

12.08
7時半起床。
脚の筋肉は昨日並の痛み。引きずってなんとかあるける程度だ。
メール見ると、お疲れさんとか、残念だったねとか、マラソンについてのものが多数。
完走できたらカッコ良かったが、そうはいかないのが現実というもので、まぁいい経験になったかと。あきらめてないけどな、完走。フフッ。

本日帰京する文春森、角田両氏に電話。脚は何とか動くモヨウ。
森「今夜、はずすことのできない接待が」
角田「空港から日常業務に向かいます」
働きマンである。お疲れ〜。
すっかり2人になついた娘はしきりに帰京を残念がった。
「森クンと角田クンはなぜ帰るの、なぜなの」
もうタメ口である。

朝食後、ホテルをチェックアウトし、レンタカーで佐川一家をピックアップ。
ぼくは駅で降り、みんなは美ら海水族館へ遊びにいく。
10時半、那覇空港でラジオライフ小菅くんと待ち合わせ、彼の宿泊宿である第一ホテルまで。
マラソン翌日のマニア取材、鬼のブッキングである。
取材相手登場し、なぜかステーキハウスに案内される。
まだ11時だってのに3人で肉を食いながら取材開始。
店内には誇らしげにAサインが飾ってあった。
撮影のため自宅も訪問。
今回は衛星テレビ放送マニアで、直径3メートルのパラボラアンテナが屋上にそびえ建つ家である。
その偉容に脚の痛みも一瞬忘れる。

無事に取材が終わると、嘉手納基地に案内してもらうことができた。
ひっきりなしに戦闘機が離発着し、かなりの騒音である。
これはたまらんだろうな。記念撮影に励む修学旅行生たちは何を思っただろうか。

本日の宿「ルネッサンスリゾート沖縄」がある恩納村まで小菅くんに送ってもらい、
相方たちの到着を待つ。
小菅くんには佐川一家を那覇まで送ってもらわねばならんのだ。
人使いの荒いライターだねえ。申し訳ない。
6時、やっと到着し、小菅くん&佐川一家と別れて宿に入る。
4泊目にして初のリゾートホテル。
やや装飾過多で好みじゃないけど少し観光気分がでるね。
どっかで見たようなホテルだと思ったらマリオット系のようだ。
ケータイでやり取りした池延さん経由で、文庫版『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか』のカバー最終確認のためのファクスが届いたので見る。
OK、問題なし。
やれやれだ〜。

なんてこと言ってる場合でもない。
海に突き出したレストランで食事のあとは仕事。
かっ飛ばして書いたので、11時には送信でき、安堵の息を漏らす。
沖縄に持ち込んだのは短い原稿2本だけだったが、前半はマラソンに心を奪われて
いたのでギリギリになってしまったね。
禁煙ルームなので、こっそりベランダで煙草を吸っていたら、イルカの鳴き声がした。

本日の食事
 朝 ホテルの朝食バイキング
 昼 ステーキ、スープ、サラダ、ライス
 夜 海鮮、肉の炭火グリルなど

12.09
目覚めてホテルのビーチに出ると、イルカのトレーニングをしていた。
これがおもしろくて、1時間くらい見とれてしまう。
浮ついた気分になり、つい砂浜を走り出そうとしたり。
11時にチェックアウトし那覇に戻る。
途中から雨で観光は中止。国際通りをぶらつくことにした。
脚は歩く程度なら支障がない。
国際通りから市場通りに入り、みやげものなんか冷やかす。
と、帰り際に「とくふく堂」という古本屋を発見。
これが噂の、那覇の小さな古本屋かと、家族とわかれて棚を覗く。
沖縄関係の本が充実しているのは地元でもあるし、観光客のニーズもあるから当然か。
時間がないのでざっと眺め、コクトーの『わが魂の告白』を選ぶ。
値段見たら1500円で、値札が「古書さりぃ」となっている。
お会いしたことはないが、さりぃさんは古本屋を始めた当初の仲間の一人。
奇遇だと思い、店の人に「委託で扱ってるんですか」と話しかけてみた。
「さりぃさんご存知ってことは古本屋さんですか?」
「はぁ、まあそんなもんで」
「ネットで?」
「はぁ、杉並北尾堂という」
「なんだ、トロさんですか、いやーいやーよくきましたねぇ」
 こんな流れで短時間だけど話をし、またくることを約束して別れた。

17時のスカイマーク便で羽田へ。リムジンバスで国分寺ータクシーで帰宅。
猫スー、生きてた。
「どこいってたのよ、死ぬかと思ったわよ!」
激しい抗議のブーイングを浴びせられたけどな。

本日の食事
 朝  オムレツ、果物、温野菜、チーズ、フレンチトースト、パンなど
@ルネッサンスリゾート沖縄
 昼 みそ汁(具沢山)、へちまの味噌煮、めし
 夜  

12.10
7時半起床。
娘を幼稚園に送り、11時に仕事場へ。
普通に歩けて安心した。
仕事がたまってる。
w文春とBRIOのゲラ。文春文庫帯の確認。
「ぼくに死刑と言えるのか」座談会まとめ原稿。
出席者は阿曽山大噴火、今井亮一、高橋ユキ(霞っ子クラブ)、北尾。
カナさんにテープを起こしてもらえたので8Pあるがなんとかなった。
おかげで「モウラ」原稿まで手が届く。
カナさん、李さん、大宮君と仕事場で話した以外、夜11時まで缶詰状態。

西荻駅に行く途中で朝からロクに食べていないことに気がつき、
ひごもんずで食事。急に食べたんで胃が驚いていた。

本日の食事
 朝 
 昼 
 夜 野菜ラーメン大盛り@西荻「ひごもんず」
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by torokitao | 2008-12-27 01:00 | 日記

日記12.01-05

12.01
9時半に国会図書館。文春担当角田氏と会い、各省庁の役人たちの住所を調べるべくパソコンで検索するが、軒なみ貸し出し中。
非常に作為を感じる。
角田氏、窓口で尋ねると、やはり例の事件で貸し出しをストップしているそうだ。
しかし、国会図書館がそれでいいのか?
国会図書館の機能とは、そんなことで変更されるものなのか。
しかもそのことがサイトや館内で告知されているならまだしもまったくされていないのはどうしたことか。

取材にならず、日比谷公園内で昼飯たべて仕事場へ。
「世界の腕時計」のコラムを書く。

帰宅すると娘が体調悪し。こうなると我が家は一気に落ち着きを失い仕事どころではなくなる。某企画だしのみやり、文春原稿は明日回し。

本日の食事
 朝 サンドイッチ@国会図書館
 昼 サラダ食べ放題とパスタのランチ@日比谷パレス
 夜 クリームシチュー、野菜の焼き物、パン

12.02
朝から西荻。鼻水が垂れている。まずい。
藤沢周平全集を自宅に持ち帰る。
仕事場に飾っていてもしょうがないし、それじゃあさっぱり読まないので(すべて文庫ですませている)意味がないんだよな。
10時半に国分寺駅でダ・ヴィンチ編集イワハシ、日高トモキチ画伯、カメラのハラダ氏をピックアップして我が家へ。
今日はうちの屋根裏部屋改造の日である。
ぐちゃぐちゃに荷物が置かれ、その片隅を原稿書きスペースにしているんだが、ここをより快適な書斎に変身させるというわけだ。
ただし予算は麻生総理が貧乏人に恵んでやるとかいってる1万2千円。大半は照明に注ぎ込むむことにする。
構想をまとめ、片付け、ドイトへの買い出しを経て、いざ書斎づくりへ。
するとですね、そんなにたいしたこともしてないのに、スペースは広くなるわ不要品の再利用はできるわで、けっこうそれらしくなる。
仕事より読書スペースとしていい感じに仕上がった。藤沢全集もうまくおさまって万々歳だ。
完成後、おっさん3人でギター弾いてしみじみ……青春の小部屋かよ!

家族も一緒にみんなで食事をして8時過ぎに解散。
しかしビールを飲んでしまい、トレーニングは自重。
娘を寝かしつけながら自分も一眠り。入浴後、しばし読書にふける。
深夜からw文春原稿。
さっそく屋根裏で働いてるよ、オレ。

本日の食事
 朝 小松菜と油揚げの和え物、高菜の油炒め、みそ汁、飯一膳半
 昼 おにぎり、みそ汁
 夜 魚貝のスープ、蒸し野菜、ラムチョップなど

12.03
11時に家を出て千葉県の蘇我まで取材に行く。
13時20分着。小旅行並に時間がかかった。
終わって担当小菅氏とお茶して別れ、市ヶ谷の鉄人社へ。
寿司を食ってから、「裏モノjapan」連載のため、
今井亮一氏、阿曽山大噴火氏、霞っ子クラブの高橋ユキ氏と座談会。
終了後も、今年一杯で編集長をやめノンフィクションシリーズを
立ち上げるオガタとともに、企画の相談。ぼくが責任編集長ってことに
なって裁判傍聴ものを作るのである。
9時過ぎまで話をして、代々木で乗り換えるユキさんとJR。そのまま
乗り継ぎ、三鷹駅で立ち食いそばでカラダを温める。
風邪の悪化を警戒して徒歩はやめ国分寺からタクシー帰宅。
こんなんじゃトレーニングどころじゃない。

コラム用に送られてきたDVD、みようとしたら開かない。
別のパソコンでもダメ。なんたるちや。
「オレキバ」コラムのゲラ届く。

本日の食事
 朝 りんご、野菜、パン
 昼 
 夜 にぎり寿司、立ち食いそば

12.04
朝陸トレやって、映画電話に電話。コラム執筆用に送ってもらったDVDが不良品だったのである。まったくなあ。どうしても今夜受け取りたいと催促。
でもこれで沖縄でDVD鑑賞決定だな。あーあ。
方針変更してダヴィンチ原稿にかかる。「オレキバ」のゲラも見る。
昼、幼稚園の迎え。そのため午後は娘の世話に全エネルギーを奪われた。
7時、相方を迎えに行き、バトンタッチして西荻へ。
w文春ゲラ。
仕事場にて西荻ブックマークのミーティングである。
みっちりやって10時すぎ終了。雑務でばたばたし、帰宅したら12時近い。
ダヴィンチ続き。4時頃までかかり、なんとか書き上げる。
もう余力なし。w文春もまた沖縄持ち込み決定。

本日の食事
 朝 牛キムチ、ニラときのこの卵とじ、みそ汁、飯二膳
 昼 おにぎり2個
 夜 肉まん2個

12.05
相方、娘と羽田へ。
佐川師匠一家と落ち合い、スカイマーク便で那覇まで飛ぶ。
機内で相方が気分悪くなり、嘔吐。娘からうつったノロウイルスが潜伏していたらしい。てことは、ぼくにもすでにうつっているのだろうか。体調不良で走れないことだけは避けたいと願う。
風が強く、15分遅れで着陸した。外は強風、体感気温は低く南国ムードはなし。
那覇ポートHにチェックイン。相方はすぐベッドへ。
レンタカー借りて、日が暮れてから娘と佐川くん一家を乗せ、買い物と食事へ。
ホテルに戻ると10時をまわっていた。
DVDで「ザ・ムーン」を見始めるも睡魔に襲われ、面白そうだがどうしようもない。
原稿もあきらめざるを得ない。
いまはマラソンが第一。どうにでもなれと寝てしまう。

本日の食事
 朝 和食いろいろ
 昼 そば、親子丼のセット@羽田空港
 夜 ソーキそば、豆腐チャンプルー、もずく酢
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by torokitao | 2008-12-27 00:49 | 日記