杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
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12.22 新事務所決まる

 7時おきで「なぎさ」原稿を書く。2千字。
 10時に家を出て、荻窪の不動産屋で賃貸契約。カギを貰い、やっと新しい仕事場が決まった。といっても北尾個人ではなく、サパナを仕事場にしていたライターの大宮君やシモマンとの共同。「西荻丼」を発行するNPO西荻コムの事務所も兼ねている。
 味のあるサパナとは違い、今度のところはよくある2DKなのだが、狭いほうの1部屋を書庫にできるので、仕事はしやすくなるだろう。
 場所は西荻北口。以前、ぼくが住んでいたところを知っている人は、すぐその先にある美容院の2階といえばわかりやすいか。駅からは6分くらい。
 
 駅前でコーヒー飲んでから松坂屋。
 初日はマニアが来るので警戒していたが、案の定、売場がグチャグチャになっていた。あった場所に戻すことはもちろんしないし、積み上げるわ、帯は切れるわ、戦争の後みたいな状態だ。他の店の本まで置かれている。
 必死の気持ちはわかるけど、もう少しどうにかならんかね。本の状態にうるさい人も多いだろうに。それが古書展といわれればそれまでだが、こういうマナーの悪さは基本的に「自分が欲しい本以外はどうでもいい」という気持ちがないと起きない。そんな連中、しかもほとんどがいい歳したおっさんを、本好きと呼んでいいのかね。
 そんな客を前提にするかぎり、本をいかに並べ、ひとつの世界を作り上げるか、なんていう売る側の楽しみは全然伝わらない。そこを楽しんではもらえない。勝負は個別の本のみである。つまらないことだ。
 この手の古書展に参加する場合の防衛策は、大事な本はビニールに入れておく、または初日の午前中は出さない、のいずれかだろう。
 
 さすがに午後からはマナーも良くなってきて、それほど腹立たしい客は見られない。スキをみて棚を直し、いくらか売れたようなので補充もする。うさぎ書林さん、編集者のHさんなどがいたのであいさつ。
 ダ・ヴィンチ編集Iがきて、昼食しながら次号打ち合わせ。
 売場に戻ると、ロゴスギャラリーでお世話になったNさん。ひとりの男性の蔵書を軸に、関連するものをうまく展示したら、ロゴスでやれたわね、と言われる。そこまで商品を揃える力をぼくは持っていないけど、“世界”としてとらえてくれた人がいてうれしかった。
 
 今日もまっすぐ帰宅。空気がヒリヒリ冷たい。
 モーは寝てばかりいるようだ。
 食事は昨夜がカリカリ5粒。今朝も5粒しか食べてない。
 試しにきびなごを与えると、うまそうに数匹口にし、退院後、初めてノドを鳴らした。
 まだ腫れはひかないが、傷口はふさがりつつあり、消毒液を塗ってもシミなくなった。クスリは塗り薬と抗生物質、痛み止め、胃のクスリ。
 わずかな食事と水分補給を済ませると、モーは寝床に自ら戻る。傷が癒えるまでじっと時期を待つゴルゴ13のようである。
 
本日のメシ 朝・自家製パンとポトフ、温野菜 昼・松坂屋内「資生堂パーラー」でシーフードのスープ、パン 夜・おでん
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by torokitao | 2005-12-23 08:49 | 日記