杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
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10.02 出張買取

 今日は中野まで、久しぶりの出張買取をした。
 クルマがないので赤帽を手配してまで欲しい本があったというより、出張買取をしたかったのである。今日のは距離も近いし、冊数もまとまっていたので、まあ特別です。じき、クルマを買ったらまた積極的に買取をやります。
 そんで、本はさておき(「タキモトの世界」とかあっておもしろかったんだが)、これから結婚を控えたカップルが、新居に引っ越してきたあとから、ダンナの持っている本を処分することになったというのが興味深かった。
 本というのは読まない人にとっては何の価値もないものなのだ。場所は取るしね。奥さんとなる人に「ノー」とダメだしされたってことで、売ってくれた人は少し寂しそうだった。
 昨日はブッ○○フにきてもらったそうで、聞けばすごく安く買いたたかれている。ぼくはといえば、久しぶりの興奮も手伝って、可能な限りの値段をつけたつもり。まあ、絶対ソンしない自信はありますが。
 赤帽さんと喋りながらサパナに荷物を運び入れ、大汗をかいた。カフェに石澤さんが遊びに来ていて少し雑談。1歳にならない子供、彼女にそっくりである。
 
 夕方、家族で井草八幡。祭りのフンイキがみなぎっていていいもんだ。ビールに焼き鳥など。買い物もして帰宅。
 アイスクリームなどほおばっていると、相方がポツリ。
「最近、古本あまり売れてないんじゃない?」
 ドキッ。
「事務所、新しいところ借りるなら、家にある本持っていってほしいな」
 ま、ま、そうでしょうそうでしょう。本は危険、本はかさばる。
 うむ、と頷きながら、古本ガンバロウと思ったことだった。
 2時間ほど新着本の入力と、品切れ本の整理など。これからピッチをあげて、早くナンバーを4ケタにしたい。現在700番台だけど、売り切れ分を除けば、アップされているのは半分程度と思われる。
 「失踪日記」を10冊以上売ったように、今年は少数精鋭で的を絞った仕入れをしようと考えていた。複数の在庫を抱えていれば、品切れにもなりにくいからだ。
 でも、実際売ったのは700冊ほど。いまのシステムに移行する以前の分を会わせても100万円にもならないんだから、今年は北尾堂史上最低の売り上げなのは間違いない。失敗であった。少数精鋭にもほどがあったというか、在庫がたくさんあるのに、ただ眠らせておくのはどうかって話だ。
 相方の洞察は鋭いのである。どうりで小遣いがないはずである(ぼくは原則的に古本屋と北尾堂の出版物の売り上げで、必要経費や仕入れ代や遊びや外メシをまかなっている。しんどいときはカードも使いますがね)。
 まあ、そんなもんだろうと思ってはいた。昨年と今年は子育てですからしょうがないのよ。古本よかおもしろいことにブチあたってしまったんだもん。今後、徐々に立て直していこう。
 で、思ったのは、再入荷の本について。これまで、たまに「再入荷本」として新着のうしろにくっつけたこともあったけど、だいたいはひっそりと元の位置に戻す方法をとっていた。
 ところが、これだとラクではあるが、目録に動きが出ない。並び方がシャッフルできないのだ。そこでこれからしばらく、一度品切れになった本が再入荷したときには、新しいナンバーをつけるようにしようと思う。そうやって、目録を見る人にマンネリ感を与えないようにしたい。
 
本日のメシ 朝・べーコン、イモなど、パン 夜・縁日で焼き鳥、牛串焼き、お好み焼きなど
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by torokitao | 2005-10-03 00:47 | 日記