杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

6.08 うれしい仕入れ

 7時にバシッと起床。釣りで日焼けした腕がヒリヒリしている。
 梱包や請求書書きをして、子どもと遊んで、郵便局経由で仕事場まで歩く。
 ○○出版様、遅れに遅れてましてスンマセン。張り切っているわりに、まずやったのは遅れに遅れている原稿のお詫びメールだから情けないね。
 歯医者。今度は上の歯の治療である。今日は前哨戦としてct撮影。写真を撮るだけで5千円以上。理不尽なものを感じる。
 今日は、久々にダンボール5箱の買取本が届いた。引っ越し以来、クルマがなくなって買取に消極的だったのだが、こうして届いてみるとやはりわくわくするね。ガムテープを荒々しく開封し、中身を確認。渋い本はないけど、きれいな本ばかりでうれしくなる。
 さっそく手に取ったのは、かまやつひろしの「ムッシュ」。しばらくは読むものに困らないな。郵便局で買取代金3万5千円分の郵便為替を買う。送料は売り手の負担なので実質3万円ほどの買値か。売った方にとってどうかはわからないけど、ぼくの感覚では妥当なラインである。
 あくまでぼくの感覚なんだけどね。何年か前、数百冊の買取をして玄関先に積んでいたとき、古本屋の知人がきて「(ダンボール一箱)5千円で買ったよ」といったら「全部でですか」と涼しい顔で言われ「それはちょっといい値段つけすぎかも」とダメを押された北尾堂の感覚での話だけどね。
 でも今日の買取本、悪くないのよ。手頃な値段で古本屋にあったら買いたくなるようなものがたくさんある。だからノー・プロブレム。
 で、どのように値段をはじき出すか。ぼくなりの考え方を披露しておこう。
 今回の場合、先にリストをもらって、いらない本はカンベンしてもらった。で、200冊近くあるので一冊当たりの平均は200円弱。本がきれいだということもあって100円から500円くらいの間で値段をつけて計算している。定価から割り出すわけではなく、いくらで売るかで考えるわけだ。100円だなと思うものは、売値が500円までだと思う本。それ以上は個別に考えていく。
 ここらへんのところは店によって方法がずいぶん違うんだろうが、ぼくの場合はトータル3万5千円なら手間を考えると売り上げ5万円ならアキマヘンってやつで、7万円ぐらいが最低ラインである。仕入れたものの半分が売れるとして、平均700円くらいの値付としたら7万円になるからだ。うまく売れてくれて10万円なら上々と見積もっている。
 整理すると、期待できる売り上げの半額が最低ラインで、希望としては買値の3倍にしたいということだ。
 シビアに考えると、入力の手間がかかるし、この基準は商売として甘いのはわかっているのだが、アマチュア商売人なのでこれでいいのである。なにしろ200冊のうち未読のものが半分あるとすれば当分、読むものに困らない。読まずとも、この本たちをサカナに3日はあれこれ楽しめそうだ。そう思えば3万5千円、けっして高くはない。売る側としても梱包の手間がかかっており、実質3万の買値は良くも悪くもないというところだろう。
 
 西荻まで編集Iがきてくれて、2階のカフェから飲み物を取り、ダ・ヴィンチの打ち合わせ。マンガ喫茶でちょい読みし、徒歩で帰宅。
 テレビでは日本がワールドカップ出場を決めたと大騒ぎしていてめでたいことだと思うが、よくわからないのは、こんな日に国立競技場で応援する人だちだ。国立だけではなくていろんなところで集まって応援しているらしく、どうしてそんなところまで出かけ、群がって応援したいのか。
 出場が決まったら周囲の人たちと喜びを分かち合いたいのだろうか。それならスポーツバーでいいではないか。つうか、スポーツバーでせいぜい数十名が喜ぶくらいでちょうどいい気がするがな。やっぱアレだ、出場を決めたあの夜に、自分は国立にいたのだという思い出づくりだったりするのかなあ。今回は現場にいけないからなあ。
 もっとわからないのは、オリンピックなんかで、郷土のヒーローが登場するとき、町の公民館みたいなところに皆さん集まって応援し、それが中継される風景だ。あれは不思議だ。テレビ局が仕掛けるんだろうけど、それに乗る人がたくさんいるのはどうしてなんだろう。
 学校の体育館で後輩たちが見守るなんてのは、学校が許可してるからできることで、ああいうところに集まって集団でテレビモニターなんぞ見ているというのは、自然発生的な盛り上がりとは対極のものだ。ぼくはキライだなあ。先輩の応援だとしてもサボるなあ。
 
・本日の飯 朝/サラダ、パンケーキ 夜/ナスと厚揚げときのこの煮浸し梅風味、ゴーヤチャンプルー、さつまあげ、そうめん
[PR]
by torokitao | 2005-06-09 08:32 | 日記