杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

 04.21−30

4.21
午前中「モウラ」の原稿などやって、午後1時に屋根裏から降りる。
雨がやまないので外出の意欲を失う。
濡れてまで行きたいところはないもんね。
時間も半端になったので、終日自宅にいた。

本日の食事
朝 総菜パン2つ
昼 
夜 茹で豚 もやし炒め キノコと豆腐のあんかけ風 みそ汁 飯2膳

4.22
4時起床。
のんびり原稿書きなど。

しばらく鳴りを潜めていた「裁判長!〜」映画化をもくろむダブの宇田川氏
と会う。
新しいシナリオができたとのこと。この男、まだあきらめちゃいなかった。
「今度こそ」の意気込み。まあ気長に朗報を待とう。
彼のプロデュース作品では「蟹工船」が夏前に公開予定らしい。

3時、NHKラジオのディレクター来訪。番組出演の打ち合わせで、ぼくは
ヒマだったのでめちゃくちゃたくさん喋った。
ラジオ用というより、自分の頭を整理するためである。おかげで多少スッキリ。
ディレクターはぐったりしてたけどな。

夜は「寄り合い」で半蔵門まで。
ヒラカツ、カンゴロー、「ポスト」皆川さん、「女性セブン」のおふたり。
仕事抜きの集まりだから、話題があっちこっち飛ぶ。
突如、近江八幡行き計画が盛り上がったりして、こういう飲み会は楽しい。
今月の会場、「やくしま」という店は、手頃な値段でつまみが美味のためか満席。
アオリイカとヒラメ、さつまあげが特にうまかった。
これでひとり4千円はやっぱり安いなあ。
帰り、四谷駅まで歩く途中で、先日のクレーン車横転現場を通った。
中央分離帯の破壊された痕が生々しかったよ。

帰宅11時半。早起きした割に眠くないんで、アマゾンから届いた本をパラパラ
やってから寝ることにした。

本日の食事
朝 オムレツ 野菜のグリル パン りんご
昼 茄子のスパゲティ(西荻 それいゆ)
夜 刺身 さといもコロッケ さつまあげ 生ハムほか。締めにいなにわうどん
  (半蔵門 「やくしま」)

4.23
5時起床。好天。
まばゆい朝の光を屋根裏から見つつ「人形記」(佐々木幹郎、淡交社)を手に取る。
豪華な本だ。写真満載の大型本で2800円はまず買い得。
これは淡交社のPR誌での連載をまとめたもので、連載時の原稿は見ていないけれど、
発表媒体が保証されていることで、著者はのびのびと仕事ができたことだろう。
ではこれを連載できる商業誌があるんだろうか。
以前なら「太陽」があったけど、いまは受け皿を思いつかない。
そのことに言葉を失う。

11時、四谷のルノアールにて「トランジット」加藤編集長、カンゴローと打ち合わせ。ヒマラヤ特集とのことで、以前に行ったインドのシッキムについて原稿を依頼された。
その足で目白へ。この駅で降りるのは数年ぶりだ。講談社宮坂君と食事後、土曜日のオークションに備え切手博物館を覗く。少年時代にタイムスリップするようだ。嗚呼、懐かしの見返り美人。
夕方、仕事場。のろのろ雑務を片付ける。机の上が散らかってて、探している名刺が出てこない。

このメルマガを読んでいる方からの「父親日誌」原稿依頼に辞退の旨を伝えた。これまでにもたまにあり、今後もあるかも知れないのでここに記しておくと、ぼくは子育て日記みたいな原稿だけは書かないと心に決めている。
どうしてかというと、ひとつには目の前に刻々と変化、成長する素材がいて、書けばソコソコおもしろくなることが目に見えているからだ。そんなものに手を出したらそれ以降、手間ひまかかって、しかもいい結果が得られるかどうかもわからないノンフィクションの取材なんかアホらしくてやってられなくなる気がする(他の人が書くのは勝手だが)。そんなわけで、昔から、好きな書き手が子育て記に手を出すと、その書き手に興味を失うという傾向があったので、自分はそれをしたくないのである。
もうひとつは、よりおもしろくするためにエピソードを誇張しかねないからだ。いつか子どもが自分をネタにした原稿を読んだとき、きっと嫌な気持ちになるだろうなと想像してしまう。オヤジ、このネタで稼いだか、そうかそうか、やりやがったかと。
そんなわけで子育て記は書きませんので依頼しないでね、もしどこかでそういう原稿を見かけたら「北尾も終わったな」と見捨てて下され……、猫については書いたくせにわがままなんだよ!

本日の食事
朝 筍の薄切り 筍炒飯 みそ汁
昼 エビチリ 豚肉と野菜の炒め 卵スープ ライス(目白「揚子江」)
夜 ラーメン(西荻「青葉」)

4.24
早寝しなくても早朝に目が覚めるようになってきた。

午前中から西荻。
文庫おまけ原稿のゲラを見て戻し、読書に励んでいると、近くの
ギャラリーから「象ができました」と電話。いそいそと見に行くと
いい出来映えの操り人形である。鼻が口におさまったり、座ったりの
ポーズもとれる。大満足。娘の誕生日プレゼントにするつもりだったけど
すぐに壊しそうだし、操り人形ショーをやったら自分のものにしよう。

ライターの和田さんが差し上げる予定のスキャナーを下見にきて、
しばし雑談。
自分のことは盲目でも、ひとのことはよくわかるという話になった。
その理屈だと、ひとからのアドバイスはよく聞けということになるが、
なかなかそうはならないのはなぜかって話もあるが、ともかく貧乏脱出
の策を練ったりした。

国分寺駅で相方にピックアップしてもらい、一家で夕食。
初のお好み焼きに娘コーフン。

寒いし眠いしで早めに就寝。

本日の食事
朝 卵焼き 練り物 飯半膳 みそ汁
昼 コンビニのパン
夜 海鮮焼き ネギ焼き お好み焼き 焼きそば サラダ(立川「道とん堀」)

4.25
11時半に浅草。
今日は切手のオークションを取材、というか参加。
下見は出品されているものの値打ちがわからないため、まとめていくら的な
“ミステリー箱”に絞る。素人は量に弱いのだ。
しかし、子ども時代の記憶は強い。少しだけ切手集めをしていたのだが、
その頃のワクワク感が蘇ってきて、だんだん興奮状態になってしまった。
時間がたっぷりあるので、展示販売などにぎやかな催しのスタンプショー会場で、犬猫切手、昆虫切手、花の切手などを買う。これでおさまるかと思ったら、そうではなく、どうしても“ミステリー箱”を買いたくなってしまう。
うむむ。
そして入札。番号札を上げっぱなしにし、買ってしまった。
段ボール一杯のクズ切手(たぶん)を買って、どうするつもりなんだオレは。

浅草から西荻に速攻で移動。
6時から高遠ブックフェスの東京ミーティング。10時頃まで参加者10名であれこれ話し合い、1回目のチラシを分配した。
飯抜きだったので、7名ほどで食事してから中央線に乗る。
帰宅12時すぎ。

本日の食事
朝 筍のオムレツ チーズ パン
昼 やまかけそば(浅草 やぶそば)
夜 あんかけ炒飯 コロッケなど(西荻の飲み屋風食堂)

4.26
起きて原稿書けず、家のこといろいろ(掃除とか)。好天で気持ちよし。
昼前、和田さんがやってる体験農園へ。手伝いのつもりが、ついたら作業はほとんど
終わっていた。シモマンとまっちゃんがいれば十人力なのだ。
娘、二十日大根や水菜を収穫し上機嫌。片付けして近くの公園で昼食。収穫した
ばかりの野菜の瑞々しさよ。外メシだからさらにおいしい。
自転車組の3人と別れ、午後は自転車屋、丸井食品売り場とまわる。
ぼくは眠くなり、丸井の駐車場で昼寝してた。早めに入浴。夕食→ケーキで無事に誕生会終了。

本日の食事
朝 オープンサンド
昼 筍揚げ ふき 唐揚げ おにぎり 生野菜など(大泉の公園)
夜 手巻き寿司 青菜炒め サラダ もろきゅう

4.27
幼稚園の誕生会に参加した。園の方針で、こういうとき、親は何をするわけでもなく傍観者の立場で子どもたちを見ていることになるのだが、動きが突発的で、無節操でじつにおもしろい。子どもというのはずっと動きまわっているな。

園から戻って西荻まで行き、仕事場で神戸新聞の取材を受ける。裁判話であるがそれだけではつまらないので高遠ブックフェスの話もした。
喋りすぎて疲れたので帰ろうと表に出ると風が冷たいのなんの。
夜は家でじっと。税務署から待ちかねた還付金の通知来る。

本日の食事
朝 おかずいろいろ みそ汁 飯一膳
昼 具沢山のみそ汁 飯一膳(幼稚園)
夜 うどん

4.28
仕事場で細かい仕事を片付け、渋谷へ。

二転三転し、次回のダヴィンチ企画は梅雨時の読書。
梅雨こそ最高の読書シーズンであると力説するワタクシは、
読書欲を満喫させるため50時間で目標15冊読破のチャレンジをする。
そこで何を読むか、どの順序で読むか、の作戦を、4時間かけて
トロイカの面々と会議室で練る。
結果、ハードな時代小説から私小説、ミステリ、ノンフィクション、
漫画、エッセイの精鋭が選ばれた。合格ラインは12冊読破だ。
選んでいるうちに、おもろい記事を作ることより充実した読書を
やり遂げたいという気分が高まってくるのだった。
決行は連休明け。ぐいぐい読ませてくれよ!

本日の食事
朝 青菜炒め 卵焼き みそ汁 飯一膳
昼 つけそば(西荻に新しくできたラーメンや)
夜 イカ焼き ツボ貝 温野菜 温豆腐 みそ汁 飯一膳

4.29
RCサクセションの古いナンバーに「わかってもらえるさ」というのがあって
(シングル発売されたけど全然わかってもらえなくてヒットしなかったのだが)
高遠での一連の活動はそういう気持ちでやっているところがある。
弱気になることはあるけど、「いんや、わかってもらえるときがくるに決まっている」と思っていて、楽観的と言われようとも、それはいつのことですかと揶揄されても、自分がやろうとしていることは間違ってないと信じている。やり始めようとしたタイミングとか考えるにつけ、なるべくして現在に至った感が強いのだ。たとえば、共同で何かやるのが苦手なぼくが、共同でなければ実現できない目標を抱くようになった流れの中には、いくつかの古本イベントがあり、西荻丼があり、西荻ブックマークがありという具合に、共同作業をおもしろいものだと思わせる下地がいくつもあり、レールをつぎたしながら今に至っている実感がある。
2008年5月1日に開店した「本の家」は、もたつきながらも間もなく1周年を迎える。訪れてくれた方々に、心から感謝したい。
この1年は本当にいろいろなことがあって、一生忘れられないことがいくつも含まれていた。前身となる「高遠本の家」が開店したのは2007年夏で、まだ2年もたっていないのだが、はるか昔の出来事に思える。
でも自画自賛はこの程度にとどめなければならない。「本の家」を、あるいは「本の町」をつくる構想に興味を持ってくれる人もいるけれど、まだ圧倒的少数だし、業界人や一部の本好き以外には何も知られていないも同然だからだ。
自分の胸に手を当ててみても反省すべき点は多い。1年の節目に書いておくと、趣味気分が抜けきれないことがマイナスに働いていると思う。「わかってもらえるさ」ではなく、「わかってもらうべく何をするか」。これが2年目の課題になる。

さあて、この先どうなって行くのか。

転がり続けることも大切だけれど、ツェッペリンの「天国への階段」には“to be a rock,not to roll”という歌詞もある(友人T君の超訳では「石になれないやつはついてくるな」となり、間違っているかも知れないけどぼくはこの訳が好き)。

本日。
午前、軽く散歩など。
午後、週刊文春の角田君と会食。早起きすると時間に余裕が生まれていいとその効用を得々と喋るが、考えてみたら仕事が暇であまり原稿書いてないのだった。効用を証明するには働かねばと気づいた次第。

本日の食事
朝 ロールキャベツ パン
昼 カレーのランチ(西荻のインド料理屋)
夜 パスタ

4.30
田園調布で木野鳥乎さんをピックアップしてから高遠に車を走らせる。
たぶん十数年ぶりで会う木野さんと喋りながらドライブ日和を楽しむ。
杖突峠を越えて午後3時前に高遠着。
木野さんは展示の準備、ぼくは打ち合わせなど。
すぐに夜になり木野さん、本の家スタッフ、辰っちゃんで夕食を摂って
「竹松旅館」に入る。
テレビをつけてみたがすぐに飽き、12時頃に就寝。


本日の食事
朝 高菜炒飯 スープ 野菜サラダ
昼 カツ煮(双葉SA)
夜 チーズハンバーグ、スープ(伊那 cocos)
[PR]
by torokitao | 2009-05-17 04:42 | 日記