杉並北尾堂店主・北尾トロの日記を公開


by torokitao
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日記1.26-2.05

1.26
本調子に遠く、されど寝てるわけにもいかないので10時に出動。
立川伊勢丹で万年筆のペン軸を太めのと交換し。これまで万年筆運がいまひとつだったのだが、今度のペリカンは気に入ったのだ。大事にしたい。
書き味がいい塩梅になったんでご機嫌で西荻に行く。銀行で振込と記帳をして、すぐに仕事開始だもんなあ。単純である。

14時、河上さん来訪。光文社の「本が好き!」連載の取材のため。
高遠のことなどざっくばらんに話す。オフレコはあれども隠し事はしない方針(胸張んな!何を隠したかすぐに忘れるからダ)。
まあ、でもアレですよ、会う機会はときどきであるけれど、ぼくと河上さんのつきあいもコミケを皮切りに10年くらいになるのかなあ。杉並北尾堂を立ち上げて、最初に郵送で本を売ってくれたのはこの人で、えらく嬉しかった。他のことはすぐ忘れるが、ぼくはそのことをいつまでも忘れない。

入れ替わりで16時、文春森氏。単行本のタイトル会議。
だらだら喋りながらやると30分でまあまあのが浮かんだ。雑談に力あり。
その後も話し込み、18時過ぎまで。
河上さんから都合4時間か。よぅ喋るわ。

深夜まで「ぼくに死刑と言えるのか」の原稿。なんとか仕上げ、終電間際の中央線に飛び乗る。どうも腹が鳴ると思ったら、食べてなかった。

帰宅後、冷蔵庫を覗くも何もなし。寂しく柿の種をぽりぽり。

本日の食事
 朝 アジの開き、こんぶと揚げ、みそ汁、飯一膳
 昼 
 夜 

1.27
のどの痛みと鼻水が、ひどくはないけど気になる。
法廷の乾燥した空気は大敵だし、他人に移す可能性もあるので
もう一日様子を見ることに。
仕事場でダヴィンチのゲラチェック。メールや電話で打ち合わせ。
午後からはカナさんと喋ったり、3時のおやつ食べたりしてた。
夕方、鉄人社オガタから「この裁判がすごい」のページ割ファクスが届く。
ひぃふぅみぃ……げ、オレが書くとこが大量にある。あるとは知っていたが17ページもあるではないか。
かくて2月前半は裁判原稿づけになることが確定。くぅ。
世間はそう見てるかもしれないけど、ぼくは裁判ライターじゃなくて、もうちっと幅広くあれこれと書きたいのよネ……。「本の町」づくりも今年は最初の正念場を迎えるはずで……グチるな! やるしかないのだ。
されど手は動かず、激しく生きたいなあとぼんやり考える。
ぼくが思う激しさとは、激しく金儲けするとか激しく痩せるとか激しく人々に尽くすとか波瀾万丈人生とかではない。他者からいればくだらないことに人生の多くの時間を惜しげもなく捧げ、周囲は困ったもんだとあきれるが、本人に悔いはない。ツチノコを探し求めているとか、そういうのが近い。そういうことがぼくにはできない。だから不思議だし尊敬する。7人できないか。題は「7人の狂ったサムライ」でどうだ?
てなことをカナさんと大宮君に喋ると大笑いになったので、あーよかった、一般性ありそうだと帰宅する。

門司港でどらやきを焼いている従兄弟からの結婚案内状がきた。
たいへんめでたい。出席に○。

本日の食事
 朝 オムレツ、ポトフ、ベーグル
 昼 
 夜 スープカレー風のカレー(ややこしい)2杯。トマト、さやえんどう

1.28
電車の中で読むものがないので、近所にあるのにめったにいかない「ブックスーパーいとう」へふらっと立ち寄ってみた。在庫20万冊と書いているけど、その8割くらいはマンガと文庫で、書籍の影は薄い。売れないってことだな。北杜夫を一冊買う。

車内で読むときには、昼間のドア付近に立つときを除いて老眼鏡をかける。去年つくったのをなくしてからは、適当に千円くらいで買ったヤツを使用しているが、目が疲れる。で、ここは新しいのをつくっておこうと前回のメガネ屋へ行くと定休日である。
うーむ、気勢をそがれる。
じつは昨日もここにきたのだが、そのときは店主が留守で若い店員だけだったのでやめておいたのだ。やめなきゃいいのにね、作るからには我が眼について多少は知っている店主に検眼してもらいたいと思ったのである。このあたりはやけに慎重なんだな。
国分寺の丸井で作ってもいいが、チェーン店には金を落としたくない気持ちがある。できれば割高であっても個人店で買い物したいし、後々の融通が利いていいような気がするのだ。西荻だからしょっちゅう前を通り、何かあったらすぐに対処してもらいやすい。たとえば娘がふんずけてフレームがゆがむとか、猫がくわえてオモチャにすしているところに運悪く自分がスッ転んで尻に敷くとか……あまりありそうにないね。でも、ま、メガネはつぎの機会にするか。というような考えを即座にまとめて立ち去ったのだった。

風邪、しつこくてやんなる。でも相方はもっとひどいので、早く帰って娘の面倒をみにゃならん。5時に仕事場からアウト。

△本日の仕事
・「ぼくに死刑と言えるのか」イラスト描き
・東京地裁喫煙室のスケッチ
・「この裁判がすごい」まえがき部分。
・「テッカバ」原稿の残り(挫折)

本日の食事
 朝 アジの開き、豆腐ステーキ、納豆、みそ汁、飯一膳
 昼 
 夜 水餃子鍋、買ってきた寿司

1.29
主夫業こなし、夜は浅草。
「よっ、旦那!」
日本にはいま4人しか幇間(太鼓持ち)がいない。
そのひとり、七好さんの芸と話術を堪能させていただいた。
やっぱり間がいいんだな。すっと座の空気に入ってくる。
そしてすべてがくだらない。
着物も羽裏に春画が描かれたりして粋なのだ。
七好さん帰ったあともしばし盛り上がり、帰宅1時。

31日、高遠の宿を手配。翌朝帰京の慌ただしい日程なり。

本日の食事
 朝 野菜、卵、ベーグル
 昼 和布蕪そば
 夜 刺身、あんこう鍋など@浅草「双葉」

1.30-2.04

1月31日、義父永眠。

高遠出張を取りやめ、最期を看取ることができたのが救いだった。
動かせない予定をのぞき、取材などすべてキャンセル。
2月4日、葬儀関連のもろもろを一応終える。

これから予定を組み直し、少しずつ遅れを挽回していくつもりだ。
お気遣いいただいた皆様、感謝であります。

2.05
午前、自宅で「モウラ」仕上げる。
1時間だけ仕事場によってから秋葉原へ。
あわただしくダヴィンチの取材である。
秋葉原から練馬にまわって夕方まで撮影その他。
ぼくが参加できない間にI嬢が着々と取材を進めていてくれたので
助かった。感謝である。
大江戸線を使って東中野経由で中野へ。
文春文庫「執行猶予〜」の打ち上げ。リクエストして、ふぐにしてもらった。
担当の池延さん、中野在住のライター和田静香さんも加わり、たのしい宴。
デザートが終わっても延々話し込み、気づけば11時半を回っている。
タクシーチケットを出してくれたので、それに甘えてタクシーに乗車。
この運転手がまた話し好きで、「麻生やめろ」を連呼。にぎやかに家まで
運んでくれたよ。
腹をすかせた猫たちにブーブー言われながら食事を与え、シャワーを
浴び、和田さんにもらったライブCDかけたら1曲目がボブディラン。
ほほ〜と気分よくなり2時に寝る。

本日の食事

昼 サンドイッチ(チキン)@秋葉原「ルノアール」
夜 ふぐのコース(刺し、唐揚げ、焼き、鍋、雑炊)@中野「玄品」
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by torokitao | 2009-02-26 23:00 | 日記